イオンファンタジー、最終赤字110億円 21年2月期
ゲームセンターを運営するイオンファンタジーは25日、2021年2月期の連結最終損益が110億円の赤字となりそうだと発表した。赤字額は前期(3億2500万円)より大幅に増え過去最大となる。新型コロナウイルスの流行が続き、来店客の落ち込みが長引くと見ている。年間配当を30円と前期から20円減らす。
売上高は前期比35%減の475億円、営業損益は78億円の赤字(前期は32億円の黒字)となる見込み。ショッピングセンターなどに入る店舗の休業などで3~5月期の売上高が前年同期の2割まで落ち込んだうえ、9月以降も売上高が前年同月の7~9割にとどまるとみている。
東南アジアや中国も含めて大半の店舗で営業を再開しているが、都市部で客足の戻りが鈍い。長時間の滞在を避ける客も多い。