中国滴滴、ロシア進出

2020/8/25 18:34
保存
共有
印刷
その他

ロシアに進出した滴滴の車両

ロシアに進出した滴滴の車両

【北京=多部田俊輔】中国配車アプリ最大手の滴滴出行(ディディ)は25日、ロシアに進出したと発表した。滴滴はこれまで日本やオーストラリアなどに進出したが、米中対立の激化によって海外で中国のアプリに警戒感が強まっている。米国と距離を置くロシアへの進出で海外事業を伸ばす狙いとみられる。

ロシア西部でカザフスタンに近いタタールスタン共和国の首都、カザンで配車サービスを始めた。全額出資子会社を設立し、7月下旬に運転手の募集を始めて準備を進めてきた。現地対応に加え、安全を重視したサービスを提供する。

カザンはロシアの中で、特に情報技術(IT)産業が盛んな都市とされる。新型コロナウイルスの感染防止策なども導入し、健康面での対策も施した。滴滴はカザンを足がかりにロシアで事業を拡大する見通しだ。

滴滴は5億5千万人以上の利用を抱えるが、中国が大半を占める。日豪以外の海外進出先はブラジルやメキシコなど中南米が中心だ。滴滴創業者の程維・最高経営責任者(CEO)は4月、海外展開を今後3年間の成長戦略の柱に位置づけると発表したが、米中対立が悪影響を及ぼすとの見方も出ている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]