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ビギナーにもベテランも スマホ証券のお得な使い方

スマホ証券の活用法(上)

(更新)
写真はイメージ=PIXTA

投資初心者の取り込みを狙った新しい証券会社や株取引のサービスが続々と誕生している。初心者向けなので投資できる商品が少なかったり、信用取引ができなかったりと、一般的な証券会社に比べメニューの内容は限られる。だが個別に見ていくと、ベテラン投資家にとってもお得で魅力的なサービスがある。厳密な定義ではないが、大半がスマートフォンでの取引を前提としているので、ここではこれらを「スマホ証券」と呼ぼう。主なスマホ証券が提供しているサービスの中から魅力的なものを5つ紹介する。

株の買い付け手数料が無料

ネット証券でも投資信託の買い付け手数料はゼロという時代になりつつあるが、スマホ証券では現物株手数料が完全無料、事実上無料というサービスが増えている。「約定代金が一定額以内」など条件付きながら、現物株取引手数料を無料とするスマホ証券がある。

大和証券グループのCONNECTは、月10回までの現物株(単元株)の取引手数料が約定金額にかかわらず無料。SBIネオモバイル証券も月間約定代金が計50万円以下なら実質月20円で取引できる。取引回数や約定代金によっては、多くのネット証券よりお得だ。

なお単元株を扱うスマホ証券と単元未満株を扱っているスマホ証券とでは手数料体系が異なる場合が多いので注意したい(表)。

共通ポイントで1株から株が買える

一部のスマホ証券は共通ポイントに対応し、1ポイント=1円として個別株1株からの株式購入代金に充てられる仕組みを用意している。株を1単元(100株)で買うと、代金は数万~数十万円になることが多い。これをポイントで貯めるのは難しいが、1株分、数百~数千円分なら現実的だ。通常の投資では手を出せない値動きの激しい銘柄を、懐を痛めないポイント払いで買ってみるといった使い方も楽しいだろう。一部のスマホ証券では購入時に使えるだけでなく、キャンペーンや利用状況に応じてポイントを受け取ることもできる。

1株保有で株主優待を受け取れる

株主優待を受け取るには1単元(100株)以上の保有が基本。しかし、数はごく少ないものの、単元未満の株主にも優待品を提供する会社もある。割引券やカレンダーなどが多いが、1株の投資金額を考えればコストパフォーマンスは高い。

なお、日興フロッギーは金額指定で少額から株を買えるが、株主名義が証券会社になるため、単元未満の状態では1株優待を受け取れないのに注意。

1株からIPOに応募できる

値上がり益が期待できるIPO(新規株式公開)は個人投資家に人気だが、応募してもなかなか当たらない。SBIネオモバイル証券では、申し込みを1株単位とすることで当選者を増やし、少額でも参加できるようにした「ひとかぶIPO」を用意しており、特に20~30代の投資家が当選しやすくなる仕組みを取り入れている。One Tap BUYも1株からIPOに応募できるサービスがある。

セール価格で株が買える

LINE証券は毎月「株のタイムセール」を実施しており、投資家の人気を集めている。指定銘柄(5銘柄程度)から1銘柄を選び、各銘柄ごとに決められた購入上限株数を、割引(表示株価の3%、5%、7%のいずれか)で買えるというサービスだ。翌日以降売却することが可能で、運が良ければ翌日に数千円の売却利益を手にすることも可能だ。

(本間健司)

[日経マネー2020年10月号の記事を再構成]

日経マネー 2020年10月号 アフターコロナの配当生活入門

著者 : 日経マネー
出版 : 日経BP (2020/8/21)
価格 : 750円(税込み)

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