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島に接近、家族との通話目的 モーリシャス座礁で船長ら

モーリシャス沖の重油流出事故で、逮捕された日本の貨物船のインド人船長らが島に近づいた理由について「インターネットに接続して故郷の家族と通話し、新型コロナウイルスの流行状況を知りたかった」と供述していることが24日分かった。捜査状況を把握する司法関係者が共同通信の電話取材に明らかにした。

25日で貨物船の座礁から1カ月。乗組員の私的な行動で座礁した疑いが強まってきた。

地元警察は18日、安全な航行を怠った疑いで船長とスリランカ人1等航海士の2人を逮捕した。

貨物船は中国からシンガポール経由でブラジルに向かっていた。司法関係者によると、乗組員の間から「新型コロナ流行により故郷で何が起きているか知りたい」との声が上がった。アプリ「ワッツアップ」などの通話機能で家族と会話するため、航路沿いのモーリシャスに接近することになった。1等航海士が持っていたスリランカのSIMカードでネットにつなげる計画だったという。

乗組員は計20人で出身国はインド3人、スリランカ1人、フィリピン16人。座礁直前に乗組員の誕生日会が開かれて非番の船長を含む大半が参加し、ビールやウイスキーを飲む人もいた。1等航海士が操舵(そうだ)を担当していたが、誕生日会に加わっていたかどうかは明らかになっていない。

航路を追跡した民間の衛星データによると、船は速度を変えずモーリシャス島に直進。一定時間ネットにつなげるため速度を落としたり、座礁を避けるため針路を変えたりしなかったことについて、司法関係者は「最大の謎だ。警察も知りたがっている」と強調した。

同関係者は「船の仕事はストレスが多い」と指摘。この船では東南アジアで乗組員が仕事に耐えられず、海に飛び込み救助される事案があった。船長らは座礁の過失を認め、モーリシャスの人々への「謝罪と後悔」を述べたという。(共同)

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