コロナ禍、子の72%にストレス反応 成育センター調査

新型コロナ
医療・健康
2020/8/24 19:58
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「新型コロナウイルスのことを考えると嫌な気持ちになる」など何らかのストレス症状を抱えている子どもが72%に上ることが24日、国立成育医療研究センターの調査で分かった。臨時休校や外出自粛などの制約が続く中、「大人はお酒を飲みに行けるのに、子どもが遊ぶのはダメなの」と疑問視する回答もあった。

調査はコロナ禍の子どもの心身の影響を調べる目的で6月15日~7月26日にインターネットを通じて実施、7~17歳の子どもと保護者ののべ6772人が回答した。

自分や家族が感染した場合の意識を複数回答で尋ねた質問では、子どもの32%が「秘密にしたい」と答えた。感染し回復した人と「あまり一緒に遊びたくない」は22%、「一緒に遊びたくない人が多いだろう」は40%に上り、子どもも新型コロナによる差別を恐れたり、偏見を抱えていたりする実態が浮かんだ。

大人たちに伝えたいことも自由回答で尋ねた。「イライラしたり気に入らなかったりするのはわかるけど、もう少しだけ子供のことも考えてほしい」(中学女子)や「『子どもが家にいるのがストレス』って言っているけど親だけじゃなく子どもも同じ、目の前で存在を否定されたらつらい」(中学女子)、「子どもをバイ菌扱いしないで」(中学女子)など傷つき、悩む姿も垣間見えた。

同センターの半谷まゆみ研究員(小児科医)は「子どもの不安や不満は大人が感じる以上に大きい。見られていることを自覚し、不安に寄り添う機会をつくることが大切だ」と話す。

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