千葉・流山の小学生、オンラインで「修学旅行」

新型コロナウイルスの影響で修学旅行が中止となった千葉県流山市の小学6年生が22日、市内のシェアオフィスでオンラインなどを利用した新たな旅に挑戦した。ANAホールディングスや日本マイクロソフトも協力し、子供たちの夏の思い出づくりに一役買った。
シェアオフィスを運営する新閃力(流山市)の尾崎えり子社長ら市民有志が「オンライン修学旅行」と題して企画し、市内各校の22人が参加した。現役の客室乗務員の機内案内や実際の安全説明ビデオの上映などで雰囲気を盛り上げた後、英文で示されたヒントから行き先を探るミステリーツアーが始まった。
参加者はグループに分かれ、英和辞典や地図帳で「面積は日本の1.4倍」などのヒントから、答えのタイにたどり着いた。その後、テレビ会議を通じてバンコク郊外の家庭を訪れ、現地の女児らにタイ語の基礎を習った。子供たちは「いい体験ができた」「タイのことを学べてうれしい」と喜んでいた。
尾崎さんは「教室から広い世界を見てもらうモデルをつくりたいと考えた」と話していた。
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