伊藤忠のファミマTOB期限 終値、買い付け価格下回る

2020/8/24 16:49
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伊藤忠商事によるファミリーマートへのTOB(株式公開買い付け)が24日、期限を迎えた。焦点となるファミマ株の同日の終値は、前週末比1円安の2257円となり、TOB価格の2300円を下回る水準だった。募集には有利に働いたとみられるが、TOB価格の引き上げを要求していた投資家らがどう動いたかが注目される。結果は25日に発表される。

伊藤忠は7月8日にTOBを発表。発表前日のファミマ株の終値は1766円だったが、7月16日には一時2473円の高値をつけるなどTOB価格を上回る状態が8月中旬まで続いた。一部の外資系投資ファンドが買い付け価格の引き上げなどを要求したが、伊藤忠は拒否していた。

伊藤忠はファミマ株の50.1%を保有する。残りの49.9%のうち9.9%以上の株を取得できれば今回のTOBは成立するが、応募株式数が9.9%に届かない場合はTOBが白紙に戻る。

伊藤忠の狙いはTOB成立後のファミマ株の非上場化だ。新型コロナウイルスの影響などでコンビニエンスストア各社が苦戦するなか、食品卸の日本アクセスなどグループ企業との連携を強化してテコ入れする。ファミマ立て直しの今後を左右するTOBの成否に注目が集まる。

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