日本のレジャー市場、2019年は0.6%増 観光など堅調

2020/8/24 16:37
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日本生産性本部(東京・千代田)が24日まとめた「レジャー白書2020」によると、観光やスポーツ、ゲームといった余暇を楽しむ産業の19年の市場規模は前年比0.6%増の72兆2940億円だった。訪日外国人の増加で観光や行楽が伸びたほか、オンラインの音楽・動画や電子出版が増えた。20年は新型コロナウイルスの流行で観光が急減する一方、映画鑑賞などでオンラインサービスを利用する傾向が強まりそうだ。

19年は成長が続いた観光も、20年は新型コロナで縮小が不可避だ(東京・台東)

市場規模が前年を上回るのは2年連続。最も伸びが大きかったのは前年比2.4%増の「観光・行楽」。訪日客の増加がホテル利用を後押ししたほか、海外旅行も好調だった。アウトドア用品などが好調だった「スポーツ」は同1.4%増だった。

0.3%増だった「趣味・創作」部門は、有料動画配信(26.1%増)や電子出版(23.8%増)などデジタル関連の成長が鮮明となった。パチンコ・パチスロなどの「娯楽」は0.1%増で4部門すべてでプラス成長となった。

参加人口は国内観光旅行(5400万人)が9年連続の首位だったものの、前年に比べ30万人減った。2位の外食は4350万人と170万人増えた。今回の調査から新たに設けた「動画鑑賞」は3510万人で8位となり、動物園・植物園などの鑑賞(3330万人)を上回った。映画、音楽鑑賞はいずれも前年よりも人口が増えた。

20年は新型コロナの感染拡大で市場の縮小は避けられそうにない。既に観光は大きな打撃を受けている。調査の分析を共同で担当した桜美林大学の山口有次教授は店舗などリアルの場面の利用を含め、「全体で年間3割程度減少する」と指摘する。その上で「今後もオンラインを利用して人を集める動きが顕著になる」とみている。

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