ビズリーチ、日本人留学生の採用をオンラインで支援
転職サイトなど人材関連サービスを運営するビズリーチ(東京・渋谷)は24日、海外で学ぶ日本人留学生の採用を後押しするオンラインサービスを始めた。マッチングプラットフォームで、利用企業が登録している学生に自社紹介のイベントを周知できるほか、海外の大学を卒業した社員などとのオンライン面談の場を提供できるようにする。
海外で学ぶ留学生を対象とした就職イベントはすでにあるが、開催機会が少なかった。ビズリーチは今回のサービスが企業と学生の交流を増やせると訴え、1年間で30~40社の導入を目指す。
初年度は150万円から提供する。すでに三井物産が利用を決めたという。現在はアメリカとカナダの大学・大学院に通う日本人留学生が利用でき、今後オーストラリアや中国・欧州などに広げる。学生側は無料で使える。
日本で開催される就活イベントにほとんど参加できない留学生にとっても、企業を知る機会が増えることになる。米コネティカット州のウェズリアン大学3年生の山本つぼみさんは、「仕事の内容がつかみきれないまま就職して入社後にミスマッチを感じている人も中にはいる。様々な職種の先輩社員も探しやすくなり、幅広く効率的に話を聞けそう」と期待する。
ビズリーチは2016年から日本の大学に通う就職活動中の学生を対象に、同様のサービスを提供してきた。かねて留学生にも対象を広げたいと考えていたところ、新型コロナウイルスの感染拡大でオンラインでの採用活動が一気に拡大。今回のサービス開始につながった。
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