シェア美容室運営のGO TODAY、CCCなどから10億円調達

2020/8/24 16:18
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フリーランスの美容師が働く「シェアサロン」運営のGO TODAY SHAiRE SALON(東京・渋谷)は24日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)などから10億円を調達したと発表した。調達資金で美容室の出店を全国で加速するほか、IT投資を進める。予約や決済ができるスマートフォンアプリも今秋導入する。

GO TODAY SHAiRE SALONの大庭邦彦社長(左)と美容師の大池基生取締役

ゴウトゥデイは東京都内を中心にシェアサロンを15店舗運営する。2024年9月をメドに全国で50店を追加で設ける。IT投資では、フリーランスの美容師が個別に集客策を打てたり予約管理ができたりする機能を設けるほか、売り上げなどを集計して確定申告を簡単に済ませられる機能も用意する。

顧客が施術の予約やクレジットカード決済ができる自社ブランドのスマホアプリも導入する。ネットで直接消費者に商品を販売するD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)にも参入する。すでにシャンプーなどのヘアケア商品の開発を始めており、10月にも発売する。来店客の声を商品開発に生かし、ネットや店舗で買えるようにする。

CCCとは同社が運営する施設への出店や、共通ポイント「Tポイント」の活用などを視野に連携を進める。CCCのほか、ベンチャーキャピタルのWベンチャーズ(東京・渋谷)がゴウトゥディの第三者割当増資を引き受けた。ゴウトゥディは借り入れも実施した。

同社は17年に原宿で1号店を出店した。美容室間の集客競争が激しいなか、固定客を抱えるフリーの美容師が必要な時間に店舗をシェアする仕組みで出店を拡大。契約美容師の売り上げなどを合計した月次流通額は1億2千万円に達している。ゴウトゥディを利用する美容師は固定費に加え、売り上げの20~30%を同社に支払う。

新型コロナウイルスのまん延で実店舗のビジネスには逆風が吹くが、同社の美容室では従来から施術スペースが仕切られ、来店客に担当美容師が1人で接客するため稼働率はあまり下がっていないという。大庭邦彦社長は「4月に一時営業を休止したが、すでに売り上げは回復した。出店や美容師募集のチャンスとみて積極投資する」と話している。

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