米、新型コロナ回復者の血液投与療法 特別に認可

2020/8/24 8:53
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トランプ氏は23日、コロナから回復した人の血液を使う治療法の緊急使用認可を出したと発表した(ホワイトハウス)=AP

トランプ氏は23日、コロナから回復した人の血液を使う治療法の緊急使用認可を出したと発表した(ホワイトハウス)=AP

【ワシントン=鳳山太成】米食品医薬品局(FDA)は23日、新型コロナウイルス感染症から回復した人の血液を投与する治療法を特別に認可したと発表した。有効性や安全性は立証できていないが、症状を抑えたり回復を早めたりする可能性に期待している。

「緊急使用認可」を出したのは、回復した人の血液から赤血球などを取り除いた血漿(けっしょう)をコロナ患者に投与する治療法。これまでの臨床試験(治験)から「コロナの治療に効果的である可能性がある」(FDA)と結論づけた。

緊急使用認可は、安全性や有効性を科学的に確認した「承認」とは異なる。今後も治験を続けて検証を続ける。FDAによると、抗体を含む血漿を患者に与えれば免疫機能が働き、回復が早まったデータがあるという。

トランプ大統領は23日、ホワイトハウスで記者会見し「成功率の高い強力な治療法だ」と主張した。血漿療法が有効な治療法かどうかは専門家の間で意見が分かれる。

コロナの治療法はまだ確立されていない。米政府はエボラ出血熱の治療薬として開発された抗ウイルス薬「レムデシビル」にも緊急使用認可を出している。

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