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なぜマスクの輸入は中国頼み?

2020年8月24日の日本経済新聞朝刊1面に「医療防護具 中国頼み」という記事がありました。マスクやガウンといった医療防護具の輸入に占める中国の割合は、世界全体で8割まで高まりました。なぜ中国への依存度が強まっているのでしょうか。

ここが気になる

医療用マスクの世界貿易額は1月に約9億ドル(約950億円)でしたが、直近のデータ(5月)では約10倍の92億ドルまで膨らみました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療防護具の需要が急増したためです。主な供給国になったのは中国です。急増した需要に対応できる生産能力を持つ国が中国だけだったため、貿易額に占める中国への依存度が世界で高まりました。

マスクだけでなく、ガウンや防護メガネの供給も中国に支えられています。一方、中国に過度に頼るのはリスクという認識も広がってきました。日本は過去、中国と尖閣諸島で対立した際にレアアース(希土類)の輸出を制限されたことがあります。自国での生産強化と調達先の多様化が課題になっています。

日本は補助金を創設して国内で安定供給できる体制を整えています。医療用ガウンは帝人東レなどが国内生産を増やしています。しかし中国への依存度を引き下げるのは容易ではありません。いま医療品が足りなくても、中長期的には供給過剰で価格競争に巻き込まれるリスクがあるため、新規の設備投資に慎重な企業は少なくないといいます。

20代編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。もっと詳しく知りたい人は8月24日の朝刊1面を読んでみてください。
この記事をまとめた人:渡部加奈子
2015年入社。保育・女性活躍の取材を経て、コンテンツマーケティングを担当。スポーツマスクのおかげで夏を乗り切れそう。

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