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インド感染者300万人突破、2週間で100万人増

インドはコロナ検査体制の拡充も課題になっている=AP

インド保健・家族福祉省は23日、インドの新型コロナウイルスへの感染者が累計304万4940人になったと発表した。世界で感染者が300万人を超えたのは米国、ブラジルに次いで3カ国目になる。インドの感染者は前日よりも約7万人増えており、足元の増加幅は世界で最も大きくなっている。

インドは感染拡大ペースが加速している。感染者が最初に100万人を超えるまでには半年ほどかかっていた。しかし次の100万人は約3週間、その次の100万人は約2週間で増えており、拡大ペースが勢いづいている。23日時点の死者数は5万6706人。

感染拡大の背景には地方都市での増加がある。感染者は地域別にみると、商都ムンバイがあるマハラシュトラ州が約67万人、南部タミルナド州が約37万人、南東部アンドラプラデシュ州が約34万人、南部カルナタカ州が約27万人、北部ウッタルプラデシュ州が約18万人。首都ニューデリーは約16万人にとどまり、インドの新規感染は都市よりも地方で深刻だ。

インドは3月下旬から都市封鎖を始めたが、6月上旬から感染が広がるなかでも経済活動を再開し始めた。ヒトの移動に加え、飲食店や工場の再稼働などによって感染が拡大している。地方は都市よりも医療体制が脆弱なため、足元の感染が勢いづく一因になっているとみられる。

感染拡大が加速するなかで地方が独自に都市封鎖を実施する動きも出ている。民間エコノミストの間ではインド政府が31日に発表する4~6月期の実質成長率はマイナス20%前後に落ち込むとの予想がある。感染拡大によって供給網に支障が生じており、食品などの物価が上昇し始めている。工場では感染増から人手が足りないところもあり、経済正常化にはしばらく時間がかかりそうだ。

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