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外相、カンボジア首相らと会談 9月上旬にも入国制限緩和

(更新)

茂木敏充外相は22日、カンボジアの首都プノンペンでフン・セン首相やプラク・ソコン副首相兼外相と相次ぎ会談した。新型コロナウイルス対策での協力を確認した。人の往来再開に向け、9月上旬にも企業の駐在員や長期滞在者の入国制限を緩める方針で一致した。

入国後、宿泊施設などで14日間待機するのを条件とする。出張など短期入国は引き続き制限する。

茂木氏は一連の会談で、カンボジアが中国と近い関係にあるのを念頭に、中国の海洋進出が目立つ南シナ海情勢の安定に向けた協力を求めた。権益拡大を狙う中国の動きを抑えるため関係国が認識を一致させ、連携していくべきだとも訴えた。

南シナ海情勢を巡っては東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国内で温度差があり、カンボジアは中国の主張に理解を示す。カンボジアの貿易総額は4分の1を中国が占める。

茂木氏はカンボジアの民主化を支援するため、若手政治家などを日本に招きたいと提案した。カンボジア政府は2018年の総選挙で与党が全議席を独占し、事実上の一党独裁体制が続く。

茂木氏はカンボジアに続いてラオスとミャンマーを訪問した後、25日に帰国する。日本外務省は6月、この3カ国に救急車やX線撮影装置など総額約60億円相当の医療機材を無償供与すると決めた。中国への傾斜を防ぐ布石とする。

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