南米ベネズエラ、コロナで一部国境閉鎖 帰国を妨害か

2020/8/22 0:35
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【サンパウロ=外山尚之】南米ベネズエラ政府は21日、コロンビアとの国境を一部閉鎖した。新型コロナウイルスの感染拡大で景気が悪化する中、移民や難民として周辺国に住んでいたベネズエラ人が帰国し、ウイルスを国内に持ち込まれるのを防ぐ狙いとみられる。

コロンビアとベネズエラの国境にかかる橋を渡る人々(3月、コロンビア北部ククタ)=ロイター

コロンビア政府によると、同国とベネズエラを結ぶ橋を閉鎖し、人の往来ができなくなったという。コロンビアにはベネズエラの独裁政権による弾圧や経済崩壊から逃れるため、約170万人のベネズエラ人が住んでいるが、新型コロナ拡大に伴い職を失い、陸路で帰国する人が増えていた。

米ニューヨーク・タイムズは、ベネズエラ政府が帰国者を「バイオテロリスト」と呼び、十分な食料や水を与えないまま隔離施設にとじ込めていると報じている。

ベネズエラ政府によると、同国の新型コロナ感染者数は3万7千人で死者数は300人強。マドゥロ政権は周辺国に比べ抑えこんでいると主張するが、経済統計と同様、政府が数字を操作している可能性が高いと指摘されている。

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