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IAEAトップの訪問打診 イラン核、難局打開狙い

【ウィーン=共同】国際原子力機関(IAEA)外交筋は21日、トップのグロッシ事務局長による来週の訪問をイラン側に打診したと明らかにした。過去の核兵器開発疑惑を巡りIAEAが求めた査察をイランは受け入れておらず、高官協議で打開を図る考えとみられる。

IAEA幹部の訪問打診を巡りイラン側から正式な回答は得られていないもようだ=ロイター

イラン側から正式な受け入れの回答を得られていないもようだ。

米国は国連安全保障理事会で20日、核合意で解除された対イラン国連制裁の全面復活の手続き開始を通知したが、核合意を離脱した米国の権限には広く疑義が持たれている。このため米国は、IAEAでイラン査察拒否の違法性を追及、制裁復活の追い風にする構え。

査察拒否問題を巡りIAEAは8月中旬に査察担当幹部をイランに派遣し協議したが難航。グロッシ氏はイラン側高官との協議で改めて受け入れを求めるとみられる。

外交筋によると、米側は早急な結論を求め圧力をかけている。イラン側が今回も受け入れに応じない場合は、核合意の大前提になっているIAEAへの全面協力がなされていないことになり、合意維持を図る英仏独中ロの5カ国の正当性も揺らぐ恐れがある。

査察要請は、イランが2003年に核兵器開発にもつながる活動を行った可能性のある国内の2カ所が対象。IAEA理事会は6月に受け入れを求める決議を採択している。

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