宇宙初期の素粒子探索開始 スーパーカミオカンデ - 日本経済新聞
/

宇宙初期の素粒子探索開始 スーパーカミオカンデ

東京大宇宙線研究所は21日、観測装置スーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)を高感度にする改造を終え、100億年以上前の宇宙誕生初期に起きた超新星爆発で放出された素粒子ニュートリノの観測を始めたと発表した。宇宙の進化、物質の起源に迫るのが狙い。

小柴昌俊東大名誉教授らが1987年、当時の観測装置カミオカンデを用いて約16万年前の超新星爆発で放出されたニュートリノを初めて捕捉。2002年のノーベル物理学賞に輝いている。

宇宙誕生初期の超新星爆発で放出されたニュートリノはかなり弱くなっており、従来の装置では観測が難しかった。

装置は不純物を含まない水で満たしたタンク内に光センサーを設置し、ニュートリノが進入すると生じる光をキャッチする仕組み。今回の改造で進入に伴う反応を増やしてさらに検出しやすくした。ニュートリノを1年間で最大5個検出できる見込み。〔共同〕

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません