7月百貨店売上高14%減 中国5県、コロナと長雨影響

2020/8/21 19:30
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中国四国百貨店協会が21日発表した7月の中国5県の百貨店売上高は、前年同月比14.1%減の183億2300万円だった。10カ月連続の前年割れで、マイナス幅は6月の15.5%減から小幅な縮小にとどまった。新型コロナウイルスの影響に加えて、梅雨の長雨による来店客数の減少が響いたようだ。

品目別にみると主力の衣料品が夏物の不振で20.7%減、化粧品が15.4%減と、いずれも前月以上に落ち込んだ。一方で食料品は10.7%減と減少幅が縮小し、美術・宝飾・貴金属は0.9%減とほぼ横ばいだった。

岡山高島屋(岡山市)は、売上高のマイナス幅が12.5%減と6月(4.9%減)から拡大。高級ブランドや中元は健闘したが、他の落ち込みを補いきれなかった。「日によってばらつきはあるが、まだまだ積極的に買い物に来る雰囲気ではなさそうだ」とみる。

8月は客数が1割前後のマイナスで推移しており、9月は北海道物産展などのイベントを開いて巻き返しを図る。

一畑百貨店(松江市)でも、夏物衣料のセールや中元商戦の前倒しで主力の婦人服と食品が低調で22.3%減だった。

一方、鳥取大丸(鳥取市)では4月に改装したイベントスペースの催事などが奏功。客数は前年比で12.9%増とプラスに転じ、売上高も1.2%減と6月(14.2%減)から大幅に改善した。

しかし8月に入り1~16日までの客数は8.1%減と再び悪化。担当者は「とにかくコロナの影響が読めない」と話す。同協会では8月について「お盆の人の動きが少なければ、マイナス幅が7月より大きくなる可能性がある」とみている。

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