ゼンリン系、バス内の混雑度を計測 「カメラ×AI」で

2020/8/24 11:00
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乗降者の属性やマスク着用の有無も分析する

乗降者の属性やマスク着用の有無も分析する

ゼンリン子会社で企業のデジタル化支援を手がけるWill Smart(ウィル・スマート、東京・江東)は、バス車内の混雑度を計測するシステムを開発した。カメラと人工知能(AI)を使い、乗降客数を算出する。バス会社にダイヤの最適化のほか、新型コロナウイルスの影響でニーズが高まる密集状態の把握に役立ててもらう。

乗降口それぞれにカメラを設置し、車内のコンピューターで画像を解析する。性別や年齢、マスクの着用の有無といった情報を取得しながら客数を数える仕組みだ。

バス会社が混雑状況をリアルタイムで発信し、スマートフォンのアプリやバス停のディスプレーなどで伝えれば利用者が混雑を回避できる。ウィル・スマートは車椅子なども認識できる仕組みも開発している。

車内の混雑度を調べるには、交通系ICカードの利用者数などからも推測できるが、運転士に見せるだけの高齢者向けパスを使う利用者もいる。同一料金制の場合は区間別の乗客数など正確な利用状況の把握が難しい。カメラとAIによる解析ではこうした課題を解決し、ダイヤ見直しなど業務の効率化に生かせる。

複数のバス事業者が2020年度内の導入を検討しているという。ウィル・スマートは商業施設内で来客の動きの計測などの応用も視野に入れている。

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