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バイデン氏「結束し暗黒乗り越える」 民主指名受諾演説

(更新)

【ウィルミントン(米デラウェア州)=永沢毅】米民主党の大統領候補に指名されたジョー・バイデン前副大統領(77)は20日夜(日本時間21日午前)、指名受諾演説をした。「私たちは結束してこの暗黒の時代を克服できる」と強調。共和党の現職、ドナルド・トランプ大統領(74)打倒に決意を示した。

中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催中の民主党全国大会は20日、4日間の日程を終えて閉幕した。バイデン氏は4年ぶりの政権奪還へ選挙戦を本格化する。

バイデン氏は演説でトランプ氏をあえて名指しすることなく、「責任を取らず、他人を非難し、独裁者にこびて憎しみと分断をあおる」と酷評した。「私たちは怒りや分断ではなく、癒やしと再生、結束の機会を選べる」と政権交代の必要性を訴えた。

新型コロナウイルスと経済、人種差別、気候変動を挙げて「米国は4つの危機に直面している」と言及。トランプ氏のコロナ対応を「私たちを守るというこの国への最も基本的な義務を果たせていない」と断じ、対策を抜本的に強化すると表明した。

「私の経済プランは全てが雇用に関するものだ。富裕層に報いる税制は不要だ」と語り、雇用創出と格差是正に力を入れる考えを示した。気候変動を「大きな機会だ」と位置づけ、クリーンエネルギーへの投資などで雇用を生み出すと強調。外交政策では「同盟国や友好国と連携する」と述べ、国際協調に努める立場を示した。

経済再生に力を入れる考えを示した=ロイター

民主党大会は新型コロナの感染拡大を防ぐため、大半の行事をオンラインで実施するバーチャル党大会となった。バイデン氏も現地入りを見送り、自宅のある東部デラウェア州ウィルミントンの会議場からオンラインを通じて支持を呼びかけた。

バイデン氏はこれに先立ち「私たちは勝つことができるし、勝つだろう」とツイートし、勝利に自信を示した。「ドナルド・トランプは新型コロナ対応の失敗に全ての責任を負う」と批判し、「11月にその責任を取らせなければいけない」と強調した。

一方、トランプ氏は20日、バイデン氏の生まれ故郷がある東部ペンシルベニア州スクラントン郊外を訪れ、支持者向けの演説をした。幼少期に父親の仕事の都合で同州から離れたバイデン氏を「彼はペンシルベニアを捨てた。私の知る限り、ペンシルベニアの友人ではない」と攻撃した。

演説地の近くにはバイデン氏の生家もあり、地元からほとんど離れずに選挙活動をするバイデン氏との対比を鮮明にした。

共和党は24日の週に全国大会を南部ノースカロライナ州シャーロットで開き、トランプ氏を大統領候補、マイク・ペンス氏(61)を副大統領候補にそれぞれ正式に指名する。

米大統領選

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