独仏首脳、重体のロシア反体制派指導者の受け入れ表明

2020/8/21 5:03
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【パリ=白石透冴】ドイツとフランス両首脳は20日の共同記者会見で、突然重体に陥ったロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏について、両国で受け入れる用意があると明らかにした。同氏は毒物を飲まされた疑いがあり、真相解明も訴えた。

意識不明となっているロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(写真は2月、モスクワ)=ロイター

南仏ブレガンソンでの首脳会談後、マクロン仏大統領は「状況を危惧している。我々はナワリヌイ氏に医療、亡命、保護といった全ての支援をする用意がある」などと語った。

メルケル独首相は「何が起きたか明らかにすることが必要だ」と求めた。ロイター通信によると、ドイツの財団が空路でナワリヌイ氏をドイツまで呼び寄せる手続きを進めている。タス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は20日、毒物が原因と判明した場合は法執行機関が捜査すると説明した。

プーチン政権の不正追及で知られるナワリヌイ氏は20日、飛行機でロシア内を移動中に突然苦しみ始め、意識不明となった。同氏の報道担当者はお茶に毒物が入っていたとみている。

ロシアでは過去にも反体制派の活動家らが中毒症状を訴えた事例がある。2018年にはモスクワの裁判所を訪れた政権批判で知られるバンドメンバーの男性が視力の急激な低下などの異変を訴え、ドイツの病院に搬送されて治療を受けた。

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