雇用者報酬下げ幅最大 「成長と分配の好循環」止まる
ニッポン急収縮 GDPで読む(3)
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日本経済が戦後最悪のマイナス成長に沈んだ4~6月期は、賃金の総額である雇用者報酬も前期比3.7%減と過去最大の落ち込みになった。新型コロナウイルス禍で1人当たりの賃金と雇用者数がともに減った。
物価変動を除く実質の雇用者報酬はリーマン危機後の底だった2009年4~6月期でも2.0%減。統計をさかのぼれる1994年以降でこれまで最も下げ幅が大きかったのは、02年4~6月期の2.2%減だ。当時は失業...

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