大阪、20日の新規感染者は132人 3日連続100人超
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大阪府は20日、新型コロナウイルスの新たな感染者を132人確認したと発表した。3日連続で100人を超え、府内の累計の感染者数は7420人になった。新たに6人が重症となり、20日時点の重症者は63人。重症病床の使用率は33.5%だった。90代女性が亡くなり、死亡者は123人に増えた。
新規感染者のうち60代以上は2割を占める。府は重症者の増加の背景に、高齢者への感染拡大があると分析。21日からは高齢者や家族、高齢者施設の職員などに対し、感染リスクの高い場所を避け、少しでも症状がある場合は早めに検査を受けるよう要請する。
一方で繁華街・ミナミの飲食店などを対象にしていた営業時間短縮や休業要請は20日で終了。5人以上の飲み会自粛要請は続ける。
20日の新規感染者のうち、感染経路が不明なのは52%。PCR検査などを2215件実施し、陽性率は6.0%だった。
府の方針を受けて大阪市は20日から、高齢者に加えて、同居家族や高齢者施設の職員を優先的に検査するよう保健所に指示した。午前中に受診相談した場合、早くて当日か翌日に受診できるようにする考えだ。