ポリプロピレン繊維の染料開発 福井大や金沢工大

2020/8/20 16:37
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福井大学と金沢工業大学、有本化学工業(大阪府八尾市)は20日、ポリプロピレン繊維の染料を開発したと発表した。ポリプロピレン繊維は軽くて乾きやすく、安価であるものの、染色しにくいため衣料品に使いにくかった。染料の分子構造を工夫して繊維になじみやすくして実用化した。肌着やスポーツウエアでの利用を見込む。

ポリプロピレン繊維の染料を説明する福井大学の堀客員教授(20日)

「超臨界二酸化炭素染色」と呼ぶ、染料を溶かした高温高圧の二酸化炭素に繊維を漬けこんで染める手法で利用する。大量の水を使う一般的な染色手法と異なり環境負荷が低いため、衣料品向けで主流のポリエステル繊維では採用されはじめているという。

染料メーカーの有本化学工業が大量生産技術を確立し、3者の連名で特許も取得した。研究を主導した福井大の堀照夫客員教授は「ポリプロピレン繊維はリサイクルしやすいため、ポリエステル繊維の何割かを置き換えられる可能性がある」と話す。

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