会計監査費5%増、ルール厳格化で 上場主要100社
20年3月期
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上場企業が支払う会計監査の費用がふくらんでいる。日本経済新聞社が主要100社について集計したところ、2020年3月期は合計1365億円と前の期に比べて5%増だった。会計監査ルールの厳格化で実務負担が年々重くなっているためだ。大型M&A(合併・買収)やグループ再編に伴うデューデリジェンス(資産査定)費用もかさんだようだ。
14日時点で時価総額100位までの3月期決算企業の有価証券報告書に記載された「監査報酬の内容等」などの項目を集計した。決算にお墨付きを与える監査証明、買収先を連結するためのデューデリといった直接的な監査費用は100社のうち64社で増えた。
コンサルティングなど「非監査」を含む監査法人への...
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