7月輸出22%減、九州圏 自動車は持ち直し

2020/8/19 17:08
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門司税関が19日発表した7月の九州経済圏(九州7県と山口、沖縄県)の貿易統計(速報値)は、輸出額が5812億円と前年同月より22%減少した。減少率は21%だった6月とほぼ同水準だった。主力の自動車輸出は33%減の1333億円となり、5月(62%減)、6月(40%減)と比べると回復基調にあるが、電子部品やゴムタイヤなどの輸出が伸び悩んだ。

九州圏の7月の貿易統計を発表する門司税関幹部(19日、北九州市)

輸出の減少は12カ月連続。門司税関の大内伸司調査部次長は、現状について「一部は新型コロナウイルスの影響から持ち直しつつあるが、全体としてはまだ厳しい。中国市場は回復が続く半面、欧米市場は低迷している」と語った。

中国向けの自動車輸出は、10%増の692億円と2カ月連続で増えた。同国向けの単月の輸出額としては過去最高を更新した。米国向けの自動車輸出は280億円と49%減った。自動車以外の品目は、韓国などから引き合いが増えた半導体製造装置が2.2倍増の570億円。次世代通信規格「5G」関連の需要を追い風に、4カ月連続のプラスと好調だ。

輸入額は29%減の4077億円。原油価格の下落で、原油の輸入額が54%減の500億円になった。輸出から輸入を差し引いた額は1735億円の輸出超過となった。

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