Amazon、オフィス増強へ1500億円 高度人材3500人採用

2020/8/19 2:15 (2020/8/19 6:36更新)
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アマゾンはニューヨークなど米6都市で技術者らを追加採用する=AP

アマゾンはニューヨークなど米6都市で技術者らを追加採用する=AP


【シリコンバレー=白石武志】米アマゾン・ドット・コムは18日、ニューヨークなど米6都市でホワイトカラー計3500人を追加採用すると発表した。新型コロナウイルスの収束後を見すえ在宅勤務ではなく出社を前提としており、オフィス拡張などに14億ドル(約1500億円)を投じる。

アマゾンによると技術者やクラウドインフラの設計者、データサイエンティスト、UX(ユーザー体験)のデザイナーなどの高度人材を増強する。テキサス州ダラスやミシガン州デトロイトなどでオフィスを拡張。社員に無期限の在宅勤務を認める米ツイッターなど他のネット大手とは対照的な動きとなる。

ニューヨークでは最も多い2千人の採用を予定する。5番街にある老舗百貨店ロード・アンド・テイラー跡地の建物を取得済みで、約5万8千平方メートルのオフィスに衣替えする。同百貨店は8月2日に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請して経営破綻している。

アマゾンはニューヨーク5番街の老舗百貨店の跡地にオフィスを新設する=ロイター

アマゾンはニューヨーク5番街の老舗百貨店の跡地にオフィスを新設する=ロイター

アマゾンは自宅で働ける従業員に対しては2021年の年明けまで在宅勤務を認めている。ただ、物流施設や小売店では新型コロナの感染拡大局面でも多くの人が施設で勤務を続けた。ホワイトカラーだけが在宅で働き続けることには社内から反発もあるとされ、いずれは多くの従業員を通常の勤務に戻す考えとみられる。

「コロナ後」を見すえた働き方をめぐって、米ネット企業の判断は割れている。ツイッターやスラック・テクノロジーズなどは人材獲得に有利になるとみて無期限で在宅勤務を認める一方、直営店などを抱えるアップルは段階的に従業員をオフィス勤務に戻す方針だと報じられている。

ワシントン州シアトルに本社を置くアマゾンは、ニューヨーク市クイーンズ地区で計画した第2本社の建設を地元の反対などで19年2月に断念した。その後も19年末にマンハッタンで最後の大型再開発とされるハドソンヤード地区のビルで賃貸契約を結ぶなど、ニューヨークでの事業拡大を続けている。

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