障害者がソフトクリーム販売に挑戦 埼玉・飯能の店
埼玉県内で調剤薬局や障害者支援施設を運営するヴェルペンファルマ(同県飯能市)は、同社が運営する就労支援レストランで障害者スタッフが作るデザートの販売を始めた。一般の利用者に広く障害者雇用の現状を知ってもらう狙いがある。

デザート販売を始めたのは、2020年3月に同社の障害者就労支援施設に併設されたレストラン「ヴェルペングリル」(同市)。施設に通う障害者がレストランで働き、自らソフトクリームを提供する。レストランではこれまでも障害者のスタッフが弁当を詰める作業などをしていたが、仕事をする様子を来店客に直接見てもらえるようにした。
同社は7月末からインターネットを使って資金を募る「クラウドファンディング」で資金調達を始め、目標額の60万円を集めた。8月31日まで調達を継続し、備品の購入費などに充てる。同社の大野泰規専務は「障害者が働く姿を見て欲しい」と話している。