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ニチイ学館のMBOが成立 応募82%、上場廃止へ

介護大手のニチイ学館は18日、米投資ファンドと組んで実施していたMBO(経営陣が参加する買収)について、TOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。17日までの買い付け期間に、自己株などをのぞいた発行済み株式数の82%の応募が集まった。ニチイ学館は近く上場廃止となる見通し。

5月に米ベインキャピタルと組んだMBOを決めていた。買い付けに参加したニチイ学館の森信介社長らは引き続き経営にあたる。介護業界では人手不足が深刻化しているなどとして、社外からの人材投入で収益力を強化するという。

ベイン子会社のTOBは当初1株1500円だった。投資会社のリム・アドバイザーズが価格決定の過程が公正ではなく、2400円が適正だとするなど、株価がTOB価格を上回って推移した。

TOBの期間は3回延長、7月31日には、TOB価格を1670円に引き上げた。大株主の投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントと、傘下ファンドを含め保有するニチイ学館株の12%強を応募することで合意した。エフィッシモはTOB終了後、ベイン傘下のニチイ学館に再出資する見通し。

17日には、香港拠点の投資ファンド、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが、1株2000円のTOB価格を提示し、創業家の一部に複数回にわたって書簡を送っていたと発表した。ニチイ学館は「本件にかかる通知、提案は一切受けていない」とコメントしていた。

リムは17日、「いかなる対抗的買収の可能性がある事実について、早急に情報を開示することをニチイ学館に求める」とのコメントを出しており今後、一部の株主が反発する可能性がある。

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