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ソフトバンクG、アマゾン株1000億円保有 6月末時点

資産売却の余資運用

(更新)
ソフトバンクGは6月末時点でIT企業を中心に26の米上場株を保有

ソフトバンクグループ(SBG)が6月末時点で、米アマゾン・ドット・コム株約10億ドル(約1000億円)など、米IT関連株を多数保有していたことがわかった。新型コロナウイルスへの対応で、保有資産の現金化を進めている。得た資金の一部を上場株で運用する方針で、成長が見込める銘柄に資金を投じた。

アマゾンに次いで保有額が大きかったのがグーグルの親会社の米アルファベットの約4億7500万ドルで、ソフト大手の米アドビも約2億4900万ドル保有していた。傘下の英半導体設計アームの売却・再編に向けた交渉を進めているとみられる、米半導体大手エヌビディアの株式も約1億8000万ドル持つ。

そのほか6月末時点で米マイクロソフトや米テスラなど26の米上場株などに資金を投じていた。米証券取引委員会(SEC)が17日開示した文書でわかった。米国で1億ドル以上の運用資産を持つ場合、四半期ごとに投資先をSECに届け出る必要がある。

今回はSBG本体で運用している資産についての開示で、傘下のビジョン・ファンドの投資先とは異なる。

SBGは新型コロナで市場が混乱した3月に、4.5兆円の保有資産の売却・資金化を進めることを決めた。今月上旬までに通信大手TモバイルUS株の一部売却などで、4.3兆円分にめどをつけた。SBG単体の6月末時点の手元資金は4兆円を超え、3月末比で約2.3兆円増えた。

資金は自社株買いや負債削減に充てる方針で、7月には、国内社債の買い入れ(1676億円)や、保有するアリババ株を担保にしたローンの返済(約1兆円)など、計1.2兆円の負債を削減した。ただ自社株買いは時機を見て実施する方針で、資金が一時的に積み上がっている。

11日の決算発表時に孫正義会長兼社長は、4~6月に資金の一部を30銘柄の上場株で試験的に運用したことを明らかにしていた。同期間にSBG本体で1兆円超を投資し、一部を売却して約650億円の売却益を計上した。

SBGが67%、孫氏が33%を出資して、投資運用会社を設立することも11日に発表した。ビジョン・ファンドなどの投資事業は急成長が見込める未公開企業への投資が中心だが、新しく設立した投資運用会社は主に上場株式に投資する計画で、余剰資金の運用と同時に、投資先の多様化につなげる。

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