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オンライン座禅、家で心身整える 延べ8000人参加

新型コロナウイルスの流行を受け、静岡県や愛知県など20以上の寺の和尚がオンラインで開催している座禅会が注目されている。4月末から始まり8月上旬までに延べ約8千人が参加。企画した医王山東光寺(静岡市)の横山友宏副住職(41)は「手軽に参加ができると好評」と話している。

「心をリラックスさせてください」。7月27日午前6時、富春山桂林寺(山梨県都留市)の織田宗泰副住職(40)はタブレット画面に向かって呼び掛けた。この日は約50人が参加。背筋を伸ばし、目を仏のように半開きにするといった説明の後、15分間座禅を組んだ。

座禅会は、子ども2人を育てる母親から「コロナで休校になり、生活リズムを整えたい」と横山副住職に相談があったのがきっかけで始めた。臨済宗青年僧の会に所属する和尚が日替わりで、午前と午後にビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い30分~1時間実施。夏休み中は午前7時半から子ども向けに時間を短くしたり、臨済宗の教えをわかりやすく話したりする回もある。

「自分を見つめ直すきっかけとなれば」と織田副住職。「自分だけの時間がありがたい」「早起きができた」など、生活が充実したという内容の感想が寄せられている。寺での座禅会には50代以上の参加者が多かったが、オンラインだと30~40代が目立つという。

オンライン座禅を経験した東京都板橋区のパート従業員、山本清香さん(45)は「小学生の子ども2人の世話と仕事で忙しい日々。座禅を組んで頭の中が空っぽになりすっきりした」と語った。〔共同〕

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