ろうあ連盟が映画製作 創立70年、各地で上映

2020/8/18 10:00
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 映画「咲む」について記者会見する、監督・脚本を務めた早瀬憲太郎さん(7月16日、神奈川県庁)=共同

映画「咲む」について記者会見する、監督・脚本を務めた早瀬憲太郎さん(7月16日、神奈川県庁)=共同

全日本ろうあ連盟(東京・新宿)が創立70周年を記念し、映画「咲む」(えむ)を製作した。16日に横浜市で上映会が開かれたのを皮切りに、2023年までに全国各地で50万人の動員を目指す。

映画は、看護師資格を持つ耳の不自由なろう者の女性が就職活動に苦戦の末、祖母が住む限界集落の村に移住するストーリー。地域おこし協力隊として奮闘する姿を通じ、言語としての手話の普及とろう者への理解を深めてもらうのが狙いだ。

全日本ろうあ連盟製作の映画「咲む」のポスター

全日本ろうあ連盟製作の映画「咲む」のポスター

ろう者の役はろう者が演じ、目が見えず耳も聞こえない人や、骨がもろく折れやすい「骨形成不全症」の人も出演する。監督・脚本を務めた早瀬憲太郎さん(47)も生まれつき耳が聞こえない。

タイトルの「咲む」は早瀬さんの出身地・奈良県にゆかりのある万葉集の歌から採った。笑顔になる、花が咲く、実が熟すという意味がある。クランクインは19年10月で、茨城、埼玉、東京、神奈川、鳥取の1都4県で撮影した。音声や手話には字幕が付き、視覚障害者のための音声ガイドも用意している。

早瀬さんは「人と人が出会うことの大切さを伝えたい。手話を知らない人にも楽しんでもらえると思う」と意欲を示した。上映会の日程は公式ホームページ(https://emu-movie.jp/)に掲載する。〔共同〕

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