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米民主、オンラインで党大会 政策綱領に「同盟強化」

(更新)

【ワシントン=永沢毅】米民主党の全国大会が17日、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで始まった。20日までの日程で開き、バイデン前副大統領を正式な大統領候補に指名する。開会中に採択する政策綱領案では、同盟国と「関係を強化する」とうたい、トランプ大統領との対比を意識した。

党大会は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、党の有力者はオンラインでの参加となる。19日にカマラ・ハリス上院議員を副大統領候補に指名し、バイデン氏は20日に指名受諾演説に臨む。大統領選の公約となる政策綱領も採択する見通しだ。

綱領では、トランプ政権下で欧州との同盟関係に亀裂が生じたことなどを念頭に、「同盟国とは緊張を高めるのではなく、関係を強化する」と盛り込んだ。日本と韓国、オーストラリアなどの国名も挙げて米国の同盟を再構築する方針を打ち出した。

焦点の一つである中国との関係については「自滅的で一方的な関税合戦に頼ったり、新冷戦のワナに陥ったりはしない」としながらも「経済や安全保障、人権に関する深刻な懸念に強く立ち向かう」と明記した。

トランプ政権で離脱した環太平洋経済連携協定(TPP)に関しては記載しなかった。バイデン氏はオバマ前政権時代にTPPを推進し、大統領選の討論会などでは条件つきでの再交渉に言及していた。政策綱領案ではまず対米投資を優先させる方針を打ち出し、それが実現するまで「いかなる新たな貿易協定の交渉にも入らない」と明記した。

党大会は4年に1度、大統領選の年に開く一大イベントだが、今回は主なイベントは全てオンライン経由という異例の「バーチャル党大会」となる。バイデン氏も地元の東部デラウェア州ウィルミントンから参加する。

開幕初日となる17日にはバイデン氏と指名候補を巡って争ったサンダース、クロブシャー両上院議員のほか、ミシェル・オバマ前米大統領夫人が演説した。

サンダース氏は「我々の民主主義や経済の未来が危険にさらされている。団結し、ドナルド・トランプ(大統領)を打倒しなければならない」と結束を呼びかけた。「(トランプ氏に負ける)失敗の代償は大きすぎて想像できない」と警告し、有権者に投票を促した。

オバマ氏はバイデン氏を「米経済を救済し、パンデミック(新型コロナウイルスの大流行)に打ち勝つ方法を知っている」と持ち上げ、黒人や女性など多様な有権者に支持を働きかけた。

共和党は24日の週に南部ノースカロライナ州シャーロットで党大会を開き、現職のトランプ氏とペンス副大統領を正副大統領候補に指名する予定。党大会を経て11月3日の投開票に向けた選挙戦は終盤に入る。

米大統領選

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