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比、南沙の砂州に命名 領有権主張、中国反発も

【マニラ=共同】フィリピンや中国などが領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のうち、フィリピンが実効支配するパグアサ(同ティトゥ)島を管轄するカラヤアン町が、島周辺の砂州と礁に命名したことが17日、分かった。領有権主張を強める狙いだが、中国の反発を招く可能性がある。

 フィリピン、パグアサ島、南シナ海・南沙諸島

デルムンド町長が14日に署名した条例によると、対象はパグアサ島の沖合12カイリ(約22キロ)内外にある四つの砂州と二つの礁。「パグアサ砂州」「パグアサ礁」とし、番号を振って区別する。砂州は砂が堆積してできたもので、これまでは「秘密の島」と呼ばれ、特定の名称はなかった。

パグアサ島はフィリピン西部パラワン島の北西約450キロにあり、領有権争いの最前線に位置する。軍や沿岸警備隊が駐留するほか、カラヤアン町職員や漁師ら100人以上が政府から生活費を支給され「政策移民」として暮らしている。

海軍によると、周辺海域では中国海軍や海警局の艦船数隻、多数の中国漁船が確認されている。フィリピン人漁師に操業をやめて退去するよう警告したことがあり、命名が中国を刺激し妨害行為がエスカレートする恐れもある。

中国は南沙諸島とその海域を管轄する行政区の新設を既に表明。パグアサ島の約25キロ沖にあるスービ(中国名・渚碧)礁では、3千メートル級の滑走路を整備するなど軍事拠点化を進めている。

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