航空利用お盆64%減、感染再拡大 V字回復期待しぼむ

2020/8/17 21:00
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日本の航空各社が17日に公表したお盆期間(8月7~16日)の国内線の旅客数は前年同期比64.9%減の124万4269人だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてキャンセルが発生。7月31日に発表した期間中の予約数(131万4558人)を下回った。政府の旅行需要喚起策「Go Toトラベル」も不発で、V字回復は描きにくい状況だ。

全日本空輸(ANA)グループの国内線旅客数は69.6%減の47万8650人で、7月31日に発表した予約者数(51万9283人)を下回った。方面別では感染が急拡大した沖縄が前年比66.6%減の9万3735人で、予約者数の発表時から約5万人の大幅な減少となった。「国内線は感染状況に左右される状態」(同社)が続いている。

日本航空(JAL)グループも66.9%減の39万102人で予約発表時から約5万人減少。スカイマークは予約発表の段階からは増加したものの、59.4%減の9万6483人だった。

航空業界では国内線に関して緊急事態宣言が出された5月を底に需要の順調な回復を見込む声もあった。新型コロナの感染再拡大により予約の伸びは鈍化し、減便幅の再拡大が相次ぐなど需要回復のペースは「1カ月ほど前に描いていたシナリオではない」(JAL)。新型コロナの感染の再拡大が続く中、需要の低迷もしばらく続きそうだ。

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