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バランス型に資金回帰

投信観測所

株式や債券など複数の資産に分散投資する投資信託のバランス型ファンドに資金が戻りつつある。世界的な新型コロナウイルス感染拡大で個人投資家の運用リスクを回避する動きが強まり、3月と4月は資金流出が続いたものの、5月以降は資金が回帰している。QUICK資産運用研究所の調べによると、バランス型には5月から7月まで3カ月連続で月間500億円超の資金が流入。7月は追加型株式投信全体でも2カ月ぶりに資金流入超過となり、海外株式型や不動産投信(REIT)型などにも資金が向かった。

バランス型を対象に5月から7月までの3カ月間の資金流入額をランキングしたところ、資産の配分比率を柔軟に変動させて価格変動リスクを抑制するタイプがトップ3を占めた。

1位はアセットマネジメントOneが運用する「投資のソムリエ」で443億円。2位も同運用会社の「リスク抑制世界8資産バランスファンド(愛称:しあわせの一歩)」で133億円の資金流入だった。両ファンドとも投資環境に応じて配分比率を適宜変更することで、基準価額の変動リスクを一定水準に抑えながら運用するのが特徴だ。

3位のピクテ投信投資顧問が運用する「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(愛称:クアトロ)」も資産配分を機動的に変更することで市場環境の悪化に負けない運用を目指す。

投資信託のリスク指標「QUICK FUND RISK(QFR)」が最小の「1」に分類される低リスクのバランス型ファンドの存在感は年々増している。リスク水準の低いファンドは相対的なリターンは小さいものの、先行き不透明な環境下で資産運用を始めたい個人投資家にも支持されそうだ。

(QUICK資産運用研究所 戸崎志賀)

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