役員ID、1万ドルで流通 不正侵入の糸口に
サイバー攻撃 進む分業(下)

2020/8/18 11:00
情報元
日本経済新聞 電子版
保存
共有
その他

日本企業のアクセス権が闇市場で売られる(トレンドマイクロ提供)

日本企業のアクセス権が闇市場で売られる(トレンドマイクロ提供)

「銀行、保険会社と売られる情報は様々だ。IDとパスワードの組み合わせなどを買えば、重要情報のある社内システムにすら容易に侵入できる」。トレンドマイクロの岡本勝之セキュリティエバンジェリストが示すのは、ネットの闇市場における「価格表」だ。

日本の大手銀行内部への「アクセス方法」をうたう、ロシア語で書かれた情報の価格は2500ドル(約26万円)。銀行名は取引成立後に明かすとしているが、利用者は世界で12万人いるという。

■パスポート画像も闇市場で販売

闇市場では他にも、日本の造船会社にログインするためのIDとパスワード、外国為替証拠金(FX)取引の口座番号とパスポート画像のセットも売られている。

「米フォーチュン500企業のアクセス情報なら1万ドルで売られることもざらだ」(岡本氏)。役員クラスのID…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]