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ニチイTOB、香港ファンドが別提案 会社は否定

MBO(経営陣が参加する買収)を実施中のニチイ学館に対し、香港拠点の投資ファンドのベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが、別の買収案を提示していたことがわかった。同ファンドが17日公表した。同日まで実施したTOB(株式公開買い付け)価格を上回る1株2000円の条件を提示し、創業家の一部へ複数回、書簡を送ったという。

ニチイ学館は同日、「本件にかかる通知、提案等は一切受けていない」とのコメントを出した。現状のMBOは米ファンドのベインキャピタルと組み、ベイン子会社が17日まで1株1670円でTOBしていた。結果は18日に公表する。

ベアリングは2000円でのTOBを提案、最終的な買い付け価格はニチイ学館の創業家と取締役会の賛同を得て、デューデリジェンス(資産査定)を実施したうえで決めるという。創業家や取締役会の意向を尊重し「友好的なMBOの実行支援を志向する」とのコメントを17日発表した。

ニチイ学館は株式の非公開化で経営改革を進めるため5月に、ベインと組んだMBOを発表した。香港の投資会社が買い付け価格の引き上げを求め、株価がTOB価格を上回って推移したこともあり、期間を3回にわたって延長した。3回目の7月31日にはTOB価格を1500円から1670円に引き上げ、大株主の投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントの応募を取り付けた。

17日のニチイ学館株はベアリングの提案が報じられたこともあり、前週末比33円(2%)高の1698円と、ベインのTOB価格を2%上回って取引を終えた。

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