イスラエルとUAEの企業 コロナワクチン開発合意

【ドバイ=岐部秀光】米国の仲介で国交正常化を発表したイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の企業は、新型コロナウイルスのワクチンや検査キットの開発などで協力を進めることで合意し、調印式を開いた。UAEの国営メディアが16日までに報じた。
合意したのは、UAEのAPEXナショナル・インベストメントと、イスラエルのテラ・グループ。UAEのアブダビで調印式が開かれたが、イスラエル側が実際に出席したかどうかは不明だ。
APEXのハリファ・ユセフ・ホウリ会長は「両国の貿易・経済・パートナーシップの第一歩であり、人類の共通の利益となる」と述べた。
国交正常化をめぐる両国政府による調印は数週間以内に開かれる見通しだ。