/

トランプ氏、対イラン国連制裁の復活目指す

トランプ米政権にはイランに対する国連制裁を復活させる権限がないとの見方がある=AP

【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は15日の記者会見で、イランに対する国連制裁の全面復活に向けた手続きを近く始める意向を示した。米国には制裁を復活させる法的権限がないとの見方があり、国連を舞台に各国の駆け引きが激しくなる。

国連は2015年にイランの核開発を制限する国際合意が結ばれたことを受け、同国に対する制裁を解除した。一方でイランが合意違反をした場合には制裁を復活させる「スナップバック」と呼ばれる仕組みがある。トランプ氏は記者会見で「米国はスナップバックを使う。来週に分かるだろう」と述べた。

米国の手続き開始は、国連安全保障理事会が14日にイランへの武器禁輸措置を無期限で延長する決議案を否決したことに対応するものだ。米国は禁輸措置が失効すれば中国やロシアがイランに最新鋭の兵器を輸出し、中東情勢が一段と不安定になると主張してきた。否決を受けて何らかの対応が必要と判断した。

ロシアは14日、情勢の緊迫化を避けるため米国や英独仏、中国、イランにオンラインの首脳会合を呼びかけた。これについてトランプ氏は「おそらく参加しない」と述べ、イランに対する強硬姿勢を改めて鮮明にした。

スナップバックを使えるのはイラン核合意の参加国に限られる。米国は2018年5月に合意からの離脱を表明しており、イランや中国は米国に発動の権限がないと指摘している。欧州諸国も核合意の崩壊を招きかねない制裁復活に慎重な立場だ。米国は法的には核合意参加国のままだとして発動権限があると主張している。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン