ベラルーシ選挙「不公正」 米長官懸念、中国批判も
【ベルリン=共同】東欧歴訪中のポンペオ米国務長官は15日、ポーランドの首都ワルシャワで記者会見し、抗議行動が続くベラルーシ大統領選について「自由、公正でなかった」と懸念を示し、市民らを支援すると訴えた。中国に対しても「ロシアと共にイランに武器を売ろうとしている」と批判し、世界にとって危険だと語った。

ベラルーシはポーランドの隣国で、ポンペオ氏は民主国家建設のためにベラルーシ市民を支えると述べ、情勢を注視していると強調した。
ポーランドは米国との政治的、軍事的な関係強化を望んでいる。ポンペオ氏はこの日、両国の軍事協力強化に向けた協定書に調印し、ポーランドのドゥダ大統領らと会談。ポーランド駐留の米兵は約4500人で両国は昨年6月、千人を追加することで合意していた。