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ソフト・日本精工、打力で1部リーグ定着目指す

2020/8/16 3:00
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1部リーグ昇格を決め喜ぶ日本精工の選手ら(2019年10月)

1部リーグ昇格を決め喜ぶ日本精工の選手ら(2019年10月)

3月28日に予定されていた開幕が新型コロナウイルスの影響で延期されたソフトボール女子の日本リーグ。9月5日にようやく始まる今季のリーグ戦に並々ならぬ決意で臨むのが、3年ぶりに1部リーグで戦う日本精工(滋賀県湖南市)だ。

昨季の日本精工は2部リーグの2つのカンファレンス(各7チームで構成)のうちホープセクションに所属、12戦全勝で1位になった。もう一方のアドバンスセクションを制した大垣ミナモ(岐阜県大垣市)と、1部リーグ昇格を懸けて戦った10月13日の順位決定トーナメント最終戦は白熱の一戦となった。

日本精工は四回1死三塁から4番山本悠未の内野ゴロで走者の鬼沢麻純がスタート。本塁返球を相手捕手がこぼし、先制点を手にした。その後は両者とも無得点が続き、迎えた最終七回の守備。初回から投げ続けてきた藤嶋涼菜が先頭に三塁打を打たれたものの、後続を抑えて1-0で勝利。堅守で1部復帰の悲願を達成し、多くのナインが歓喜の涙を流した。

2017年に2部から1部に復帰した際は1勝21敗で12チーム中、最下位。1年で2部に逆戻りするにあたり、遠藤麻美監督はチーム改革に乗り出した。投手力の底上げへ、デンソーやトヨタ自動車でコーチを務めた宮下雅志氏をコーチに招請。さらに19年は、デンソーでプレー後に一度は現役引退した捕手の鬼沢が加入。コーチ兼任だった前デンソーの二塁手、野木あやをプレーヤー専任にし、戦力の充実を図った。

鬼沢と野木は、遠藤監督じきじきのアプローチから日本精工に加入した。チーム強化には上位リーグの経験豊富な人材が必要との思いに応えるように、2人は「1部リーグでの戦い方、1勝する大変さ、1部で勝つための普段の取り組みを教えてくれている」(遠藤監督)。

その2人に、昨季ホープセクションで打率4割4分4厘をマークした黒木美佳を加えた3人を軸に「打ち勝つチーム」を目指し、練習時間の6~7割を打撃に割く。得点機を着実にものにすることができれば、昨季防御率1位(0.65)のエース藤嶋や山田蓮を擁する投手陣の力が生きてくるだろう。

2008~14年の現役時代の全てを2部で過ごしたという遠藤監督。そのむなしさを今の選手に味わわせまいと、1部のチームとの練習試合を増やし、上位リーグのスピードに慣れさせてきた。今季の目標は「何としてでも1部定着」と遠藤監督。1985年の1部リーグ優勝の栄光に再び浴することを夢見て、まずは1部残留からの土台固めを期す。

(合六謙二)

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