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カナダの独禁当局もアマゾン調査 情報提供呼びかけ

【シリコンバレー=白石武志】カナダの独禁当局は14日、米ネット通販最大手アマゾン・ドット・コムに対する調査を始めたと発表した。取引先に対する市場支配的な地位の乱用があったかどうかに焦点を当てている。米国や欧州に続く動きで、アマゾンに対する世界各地の規制当局の包囲網が強まっている。

アマゾンに対し世界各地の規制当局が競争上の懸念を強めている=AP

外部事業者の商品をアマゾンのネット通販サイト上で扱う「マーケットプレイス」と呼ぶサービスが主な調査の対象となる。カナダ競争局はアマゾンが自社が出品する商品を、外部事業者の競合品よりも優遇していないかどうかなどに注目しているという。

カナダ競争局は調査を公にすると同時に、アマゾンと取引する外部事業者に関連する情報の提供を呼びかけている。同局は「現時点で不正行為があったという結論は出ていない」としている。アマゾン側のコメントは得られていない。

アマゾンはネット通販サイトで自前の商品を売る一方、マーケットプレイスを通じて外部事業者の商品も扱っている。アマゾンは外部事業者の販売データを知りうる立場にあり、入手した情報を自社の商品開発などに不正に利用しているとの疑いが持たれている。

米議会は7月下旬に開いた公聴会でアマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)に疑惑について事実関係を報告するよう求めたほか、一部議員は米司法省に反トラスト法(日本の独占禁止法に相当)に基づく調査を求めている。欧州連合(EU)の欧州委員会も7月、EU競争法(独占禁止法)違反の疑いでアマゾンに対する正式な調査を始めたと発表している。

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