北朝鮮、開城の完全封鎖を解除 首相交代を決定

2020/8/14 19:29
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【ソウル=恩地洋介】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、朝鮮労働党政治局会議が13日に開かれ、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が出席したと報じた。新型コロナウイルスの流入を警戒していた開城(ケソン)市の完全封鎖を3週間ぶりに解除すると決め、経済を担当する首相の交代など指導部の人事を実施した。

13日の朝鮮労働党政治局会議に出席した金正恩氏=朝鮮中央通信・朝鮮通信

北朝鮮が開城を封鎖したのは7月24日。3年前に脱北した男が韓国から泳いで北朝鮮に戻り、防疫機関がコロナに感染した疑いがあると判断したためだ。金正恩氏は「防疫が安定的に維持、管理されたことが実証された」と述べた。北朝鮮内に感染者はいないとの主張を続けるとみられる。

会議では、大雨による洪水で1万6680世帯が崩壊・浸水し、農作物の被害面積は約390平方キロメートルに達すると報告された。金正恩氏は「世界的な悪性ウイルスが広がるなか、大雨被害に関するどのような外部の支援も認めない。国境をさらに固く閉め、防疫を厳格に進める」と指示した。

金正恩氏は指導部人事で、金才竜(キム・ジェリョン)首相を解任し、金徳訓(キム・ドクフン)党副委員長を後任に任命した。金徳訓氏は、核・ミサイル開発を主導してきた李炳哲(リ・ビョンチョル)党副委員長と共に政治局常務委員に選出された。

党の中枢である政治局常務委員は、金正恩氏と崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長、朴奉珠(パク・ボンジュ)党副委員長の3人に、新たに選ばれた2人を加えた5人体制となる。

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