米中リスクじわり再燃 「新・中国関連株」に売り圧力
証券部 井川遼
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日経平均株価は2万3000円を突破したものの、新型コロナウイルス禍による急落前の水準を目前に足踏みしている。世界的な景気回復期待を受けたバリュー(割安)株の買い戻しが相場を押し上げたが、市場が総楽観に傾いているとは言いがたい。上げ相場の中でも逆行安を演じている銘柄を精査すると、投資家が「対中懸念」をじわり強めていることがうかがえる。
「米中対立が激化する可能性も意識した」。国内運用会社のファンド...
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