福島銀、株式投資縮小し運用リスク排除 SBI支援

2020/8/14 15:57
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福島銀行は有価証券運用のポートフォリオを見直す。6月末時点で全体の30%弱を占める株式や株式投信などの割合を9月末までに3%未満に圧縮。ほぼすべての資金を債券や債券を組み込む投信での運用に切り替える。株式相場の変動に左右されない安定した収益確保を目指すという。

福島銀行本店(福島市)

投資対象は国債のほか、高格付けの外国の地方債などを想定。運用には資本・業務提携するSBIホールディングスのノウハウを活用する。SBIは運用のリスク管理の知見を持つ人材を派遣し、同行の人材育成も支援する。

同行は新型コロナウイルス感染拡大の影響などで運用成績が低迷。有価証券評価損は6月末で19億円に上った。政策保有株などを除き、投信を含む株への投資は大幅に縮小。評価損は9月末までに一掃するという。

同行は2021年3月期に株や株式投信の評価損16億円を計上し、連結最終損益は19億円の赤字に転落する見通し。赤字だった18年3月期以来の無配となる。

一方、21年3月期の本業収益(単体)は前期と同水準の7億円超の黒字を見込む。

加藤容啓社長は「相場変動で一喜一憂する状態を解消し、融資や手数料ビジネスなど本業に特化する。22年3月期は業績をV字回復させたい」と強調する。

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