アクセルマーク、線路の積雪測定 JR東日本新潟管内

ウェブサービスなどを手がけるアクセルマークは、JR東日本新潟支社管内で積雪量をモニタリングする実証実験を始める。センサーで線路内の積雪量を計測、列車の安定運行につなげる。線路の見回り作業も軽減できるという。
12月から2021年3月まで実証実験する。アクセルマークとセンサー開発を手掛けるMomo(モモ、神戸市)が共同開発した積雪監視システム「YUKIMI」を2機活用。線路に面している支柱に機器を設置する。
積雪面に赤外線を照射し、照射してから反射にかかる時間をセンサーで検出して積もった雪の深さを計測する。降雪状況を監視するカメラは既にあるが、カメラでは雪がどのくらい積もっているか正確には分からない。センサーを活用することで、列車の速度低下や走行不能につながる積雪の状況を事前に把握できる。
アクセルマークの積雪監視システムは、20年冬の商用化に向け全国30の自治体で実証実験している。鉄道会社の採用は初めて。安定運行確保のための有効性を検証する。