計算速度、楽々「富岳」超え 分散型が活躍
科学記者の目 編集委員 吉川和輝
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コンピューターの世界で、複数のマシンが計算処理を分担する「分散型」の試みが勢いづいている。世界中のパソコンユーザーらの協力で新型コロナウイルスのたんぱく質の構造解析を進めている分散コンピューティングプロジェクト「Folding@home(フォールディング・アット・ホーム=FAH)」は、最先端のスーパーコンピューターもまだ到達していない「エクサ級」の計算能力を達成。また、集中処理型の「クラウド」が普...
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