東急不動産、22年に首都圏に物流施設 単独開発で最大

2020/8/14 10:54
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東急不動産は同社単独での開発として過去最大となる物流施設を埼玉県狭山市に建設する。2022年2月末の竣工を予定し、8月に建設に着工した。延べ床面積は同社単独開発で現在最大となる物流施設の1.6倍の大きさとなる。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)から近い立地で、入居企業の事業継続計画(BCP)にも対応する。

東急不動産が着工した物流施設「ロジック狭山日高」の外観予想図

同社が展開する物流施設「ロジック」シリーズとして開発する。名称は「ロジック狭山日高」(埼玉県狭山市)。地上4階建てで、延べ床面積は約11万4000平方メートル。埼玉県三芳町で事務用品通販アスクルの倉庫跡地に建設した現在の同社最大の施設(延べ床面積は約7万1000平方メートル)を上回る。

圏央道のインターチェンジから約300メートルとなる立地で、首都圏を中心に関東全域への配送に対応できる。大規模な地震にみまわれても物流機能を維持できるよう、免震構造を採用。災害時に物流機能を即時に回復する企業のBCP対策を支援する。既に大手物流企業の入居が決まっている。

東急不動産は京都府久世郡でも21年6月下旬の竣工予定で物流施設を建設する。名称は「ロジック京都久御山」(地上4階建て)で、延べ床面積は2万6000平方メートル。バイパスに近く、工業専用地域に位置するため騒音などを気にせず24時間稼働できる。

停電時でも電力を供給できるよう、非常用発電設備を備える。想定負荷の範囲内であれば24時間分の電力を供給できる。複数の企業が入居できる設計にした。

東急不動産は物流施設の開発事業に16年に参入した。共同事業を含めると、埼玉県白岡市や千葉県習志野市などで既に5棟の施設が稼働している。22年竣工の埼玉県狭山市の施設は共同事業も含めると2番目の大きさになる見通しだ。

東急不動産は物流施設の運営を成長事業と位置づけ、このほか4棟の物流施設を計画、建設中。ネット通販の普及や新型コロナウイルスの感染拡大に伴う消費行動の変化で、物流施設の必要性が高まっており、倉庫を拡大したい企業の需要を着実に取り込む考えだ。

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