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「フォートナイト」がApple・Google提訴 課金問題視

(更新)
アップルの有名CM「1984」になぞらえ、「アップストア」の反競争的行為を批判する動画を公開した(エピックゲームズの公式ツイッター)

【シリコンバレー=奥平和行】人気ゲーム「フォートナイト」を手がける米エピックゲームズが13日、スマートフォンのアプリ内課金システムなどが独占に当たるとして米アップルと米グーグルを提訴した。フォートナイトは世界で3億5000万人超のプレーヤーを抱えており、有力アプリ開発企業による問題提起は波紋を広げそうだ。

カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所で訴えを起こした。エピックは両社のスマートフォンやタブレットで使うアプリの配信とアプリ内課金のシステムの運用が反競争的だと主張している。金銭的な補償は求めない一方、独自の課金システムの利用を可能にすることなどを要求する。

フォートナイトは家庭用ゲーム機やパソコンなどを通じてプレーすることができるほか、利用者はアップルとグーグルのアプリ配信システム経由でも入手できる。同日にアップルやグーグルの課金システムを回避する独自の「エピック・ダイレクト・ペイメント」を導入したところ、両社は規約違反に当たるとして配信を停止した。

この結果、アップルのiPhoneなどでは現在、フォートナイトのダウンロードができなくなっている。グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマホなどでは、同社の配信システム「グーグルプレイ」から入手できないが、エピックのサイトからは直接ダウンロードできる。

米国や日本などではスマホのアプリはアップルやグーグルが運営する配信システムを通じてダウンロードするのが一般的だ。アプリ開発企業はコストをかけずに世界でアプリを提供できるようになったが、大手を中心に「30%の手数料は高い」といった不満が高まっていた。米議会が7月下旬に開いた公聴会でも、アプリ配信システムが論点のひとつになった。

IT大手による独占・寡占への関心が高まるなか、多くのプレーヤーを抱える有力アプリ開発企業が反旗を翻したことで逆風が強まる可能性がある。アップルは同日の声明で、エピックによる独自の課金システムについて「ガイドラインに違反する不幸なステップ」と指摘し、「違反状態を解消して再び配信するためにエピックと協力する」と説明した。

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